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INTJ-TのMIAです!MBTIとは何かをINTJ-Tが毒舌で真面目に語ってみた

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MBTI
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【はじめに】

MBTIとは自己理解の剣か、幻想のまやかしか、それともSNSの診断遊びか

1. MBTIとは何か?

その問いに、INTJ-Tの私は論理的に、そしてほんの少し毒をまぶして答えてみたいと思います。

最近のネットでは、自分の性格を4文字で表すのがちょっとしたブームになっています。「あなたは建築家タイプです!」「仲介者タイプですね!」なんて診断結果にキュンとする人、多いですよね。

……楽しいですよね。ええ、楽しいんです。だからこそ、その“楽しい”の中身を、少しクールに、そしてちょっぴりブラックユーモアを交えて見ていきましょう。MBTIとは結局、何者なのか? INTJ-Tの目線から、その実態に迫ります。

2. MBTIとは「ユング理論に魅了された親子の長編プロジェクト」

MBTI(マイヤーズ・ブリッグス・タイプ指標)は、20世紀初頭に活躍したスイスの精神科医カール・ユングの心理学的類型論に基づいて、アメリカ人の母娘――キャサリン・ブリッグスとイザベル・マイヤーズ――によって開発された性格診断ツールです。

彼女たちは心理学の専門教育を受けておらず、いわば熱意と独学で20年以上かけてこの診断を作り上げました。なんというか、情熱と執念と根気の結晶。現代ならAIとアンケートアプリで簡単に作れそうですが、当時はすべて手作業です。

この「理論好きな親子の愛と努力の結晶」であるMBTIは、心理学界の異端児として、今日まで人々の心を捉えてきました。

3. MBTIとは「4つの好みで人間を16タイプに分類しようとした野心作」

MBTIは次の4つの二分法(ディコトミー)で構成されています。

  • 外向(E) vs 内向(I)

  • 感覚(S) vs 直観(N)

  • 思考(T) vs 感情(F)

  • 判断(J) vs 知覚(P)

この4つの指標から、2×2×2×2=16通りの性格タイプが生まれます。

……と聞いて「80億人がたった16タイプに収まるわけないでしょ」と思ったあなた、INTJの素質あります。とはいえ、これらはあくまで“傾向”の話。実際には「右利きだけど左手も多少使える」みたいなものなので、ざっくりとした方向性を把握するには有用です。

4. MBTIとは「科学と直感、分析と物語の間で揺れる自己分析ツール」

MBTIの強みは、診断結果に“腑に落ちる感覚”があることです。「ああ、これだから人混みが苦手だったのか」「自分が妙に未来のことばかり考える理由がわかった」など、心のどこかが納得してしまうあの感じ。これは案外、貴重な体験です。

ただしその一方で、心理学の学術界ではMBTIに対する風当たりは強めです。「再現性に欠ける」「予測能力が乏しい」「二分法は非科学的」など、科学的にはグレーゾーンとされることも多く、酷評されることもあります。

我々INTJは、感情より論理に価値を置きがちです。だからこそ「役立つけど、盲信はNG」という視点でMBTIを活用するのが、理にかなっています。

5. MBTIとは「仕事や人間関係の場で役立つ“共通言語”」

MBTIは、自己理解を深めるだけでなく、職場やチーム、家庭でのコミュニケーションにも応用されています。

たとえば、「Pタイプだから、締切ギリギリでも焦ってない」「Fタイプだから、意見は感情フィルターを通してる」など、お互いの行動様式を理解するヒントになります。

INTJにとってこれはありがたい話です。無駄な感情の衝突や不毛な言い争いが減れば、人生の生産性も上がるというもの。MBTIは、性格の取扱説明書のような機能を持っているのです。

6. MBTIとは「公式と非公式でまったく違う顔を持つ二面性のあるツール」

ネット上には「MBTI診断」と称した無料テストがあふれていますが、それらの多くは“MBTI風”であって、正規のMBTIではありません。

特に有名な「16Personalities」は独自のモデルを使っており、正確にはMBTIとは異なります。正規のMBTIは、資格を持った専門家とのフィードバックセッションを前提としており、費用も時間もかかります。

それでも、無料版を入り口にMBTIに興味を持つ人が多いのも事実。その意味では、“入口はライトに、奥はディープに”という絶妙なバランスが功を奏しているのかもしれません。

7. MBTIとは「人間の違いを語るための“枠組み”である」

MBTIは、あくまで“人間の違い”を知り、尊重するための「枠組み」に過ぎません。

すべてのINTJが未来志向の戦略家ではないし、全てのENFPが元気で無邪気な夢追い人というわけでもありません。個人差は当然あります。

MBTIは、誰かを「型」に押し込めるツールではなく、むしろ「違いを認め合うための言語」です。違いを論理的に、冷静に語れるようにするための“地図”のような存在。これがMBTIの真価です。

8. MBTIとは「自己理解を深めるための“問いの種”」

人はどうしても診断結果に「正解」を求めたくなります。でも本当の価値は、その結果がきっかけで自分の内面を見つめ直すことにあります。

MBTIが教えてくれるのは、「あなたはINTJです!」という断定ではなく、「あなたがエネルギーを得る方法は?」「何がストレス要因なのか?」という“問い”です。

INTJの私は、それらの問いに自分なりに答えを出していくプロセスこそが、MBTIの最も価値ある使い方だと考えています。

9. MBTIとは「幻想にも現実にもなり得る診断システム」

MBTIの最大の魅力とリスクは、「納得できてしまう」という点にあります。なぜか当たってる気がしてしまう。だからこそ、その診断結果を“すべて”だと思い込むと危険です。

MBTIは、使い方次第で素晴らしい自己洞察のツールにも、ただの“性格ステッカー”にもなります。INTJの私は、MBTIを「人間の認知能力を試すリトマス試験紙」のようなものだと見ています。

【おわりに】

MBTIは、科学的に見るとグレー。でも、実用的にはなぜか“刺さる”。このギャップが、MBTIの面白さでもあります。

INTJの私に言わせれば、MBTIは“ロジックでは拾いきれない領域”を、物語と構造で説明しようとした挑戦です。

それは完全ではないかもしれない。でも、自己理解のヒントとして、思考を深める材料としては優秀。

MBTIが優れているかどうか? それは使う人間の手に委ねられているのです。

──あなたは、この4文字に、何を映しますか?

 

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