【はじめに】INTJなのにポンコツ?よくある話です
INTJといえば、未来志向で論理的、戦略的に物事を進める完璧主義なタイプと思われがちです。しかし実際には、「ポンコツ」な一面を持つINTJも少なくありません。私もその一人です。
たとえば、知らない道を歩いているうちに同じ場所を3回通ったり、スライド作りに没頭しすぎて提出日をうっかり忘れたり、スマホの通知音に驚いて隠れたくなったり……。
頭の中では完璧に理解していても、現実ではうっかりミスを連発。これがINTJ-Tの典型的な姿です。
こうした矛盾こそが、INTJの魅力のひとつとも言えるでしょう。
1. なぜINTJはポンコツに見えやすいのか
INTJが「ポンコツ」に見られやすいのは、Se(外向感覚)という認知機能が苦手なためです。
この機能が弱いと、現在の感覚情報や状況に注意を向けるのが難しくなります。
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地図や道順を覚えるのが苦手で方向音痴になりがち
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車の運転に不安があり、信号を見落とすことも
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手元が不器用で物をよく倒す
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今よりも未来に意識が向きすぎて、現実対応が遅れる
これらの特徴が合わさると、「ちょっと抜けてる人」として見られがちです。でも、それは物事を抽象的に捉えすぎるがゆえの特性なのです。
2. INTJのポンコツエピソードあれこれ
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スマホが反応しないので指を温めていたら、バスが行ってしまった
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表情をあまり出さないため、「冷静ですね」と勘違いされる
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服に穴が空いていたのに気づかず1日過ごした
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買い物メモを作ったのに、それを忘れて家を出た
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「やることリスト」に「リストを作る」と書いて満足する
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人混みで目立たないようにした結果、不審者に見られる
見た目はしっかりしていそうなのに、実はちょっとズレてる。そのギャップこそが、INTJならではの「愛されポンコツ力」なのです。
3. それでもINTJが信頼される理由
ポンコツっぽくても、INTJはなぜか人から信頼されがちです。それには次のような理由があります。
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本質を見抜く力があり、考え方が深い
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一度決めた目標には最後まで取り組むストイックさ
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抽象的な概念をわかりやすく言葉にできる能力
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全体像を把握して戦略を立てるのが得意(実行は苦手)
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他人に流されず、自分の意見をしっかり持つ
つまり、少しポンコツに見えても、芯がしっかりしているため、周囲からの評価が高いのです。
4. 日本社会とINTJのすれ違い
日本では、「きちんとしている」「空気を読める」「ミスをしない」ことが重視されがちです。そのため、感情表現が少なく、未来に意識を向けがちなINTJは「変わってる人」と見なされることがあります。
しかし、そうした「ズレ」はユニークな視点や感性として評価されることもあります。
人と違う=変ではなく、 人と違う=価値ある個性
とされる時代。INTJの存在はむしろ重宝される可能性を秘めています。
5. ポンコツを強みに変える戦略
ポンコツを隠すのではなく、活かすのがINTJの生き方です。
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あえて抜けた面を見せて相手の緊張を和らげる
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自虐ネタで場を和ませて、親しみやすさを演出
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普段とのギャップで、ここぞという場面での実力を強調
このように、ギャップを武器にできれば「愛され戦略家」へと進化します。
【おわりに】ポンコツもINTJの魅力の一部
「INTJだけど、ポンコツ」──そんな言葉が今では強みになる時代です。
未来に目を向けすぎて、目の前のことをうっかり忘れる。 段差につまずく。人の顔を覚えられない。
でも、それでもいいのです。
私たちは少し不器用かもしれませんが、いつも心の中では世界をより良くする方法を考えています。
今日も方向音痴のまま、新しいアイデアを探しながら歩いています。
そんなINTJ、なかなか悪くないと思いませんか?
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